民泊のゴミ問題は、思っているより重い

民泊を始める前に、ゴミのことを真剣に考える人はあまりいません。
物件選び、内装、写真撮影、価格設定。考えることは山ほどあって、ゴミは後回しになります。
ただ、運営が始まると、ゴミは毎回必ず発生します。 そして近隣トラブルの原因として、騒音と並んで多いのがゴミです。
民泊のゴミは、住宅のゴミとは違う
量が多い
短期滞在のゲストは、飲食物を買い込んで持ち込みます。ペットボトル、缶、コンビニ弁当の容器、お菓子の袋。
数人で数日泊まれば、一般家庭の1週間分が一度に出ます。
分別されない
これは責めても仕方のない部分があります。
日本の分別ルールは、自治体ごとに違います。同じ東京都内でも、区が変われば出し方が変わります。海外から来たゲストが、それを理解して分別するのは現実的に難しい。
結果として、燃えるゴミの袋にペットボトルと缶が混ざった状態で出されます。そのまま出せば収集されず、残されます。
収集日に合わない
ゲストのチェックアウトは、収集日と関係なく発生します。
火曜が燃えるゴミの日でも、ゲストは木曜に出ていきます。その間、ゴミはどこかに置いておくことになります。
何が起きるか
収集されずに残る
分別が違えば、シールを貼られて置いていかれます。そのゴミは次の収集日まで残ります。
残されたゴミは、近隣から見えます。 「あの部屋はいつもゴミが出ている」という印象がつきます。
においと虫
夏場は特に深刻です。生ゴミが数日置かれれば、においが出ます。においが出れば、虫が来ます。
近隣トラブル
集合住宅の場合、ゴミ置き場は共用です。ルールを守らないゴミが続けば、管理組合や大家から指摘が入ります。
民泊への苦情は、たいていゴミか騒音から始まります。 そして一度こじれると、営業そのものが難しくなります。
粗大ゴミの放置
ゲストがスーツケースや家具を置いて帰ることがあります。
粗大ゴミは、普通のゴミとして出せません。自治体に申し込んで、指定日に出す必要があります。その手続きを誰がやるのかが決まっていないと、物件の隅に放置され続けます。
対策
ゴミ箱に必ず袋をかける
当たり前に思えますが、これができていない物件が本当に多いです。
袋がセットされていないゴミ箱は、ゴミ箱として機能しません。 ゲストは床やテーブルにゴミを置きます。
袋は予備も置いておきます。滞在中に一杯になったとき、交換できるようにするためです。
分別を絵で示す
文字だけの説明書きは読まれません。読めません。
写真かイラストで示してください。 「このマークがついたものはこの箱へ」という形なら、言語が分からなくても伝わります。
ゴミ箱を分けて置く
1つの箱に全部入れられると、あとで分けるのは清掃側の作業になります。
最初から2〜3個に分けて置いておけば、ある程度は分かれた状態で出てきます。
人数に対して十分な大きさにする
4人が3泊する部屋に、小さなゴミ箱が1つでは足りません。あふれます。
清掃会社にゴミ処分を含めてもらう
最も確実なのはこれです。
清掃のたびにゴミを持ち出してもらえば、物件にゴミが溜まりません。収集日を気にする必要もなくなります。
ただし、ゴミの処分には費用がかかります。産業廃棄物として処理する場合、その分のコストが発生します。袋単位で設定している会社が多いので、確認してください。
粗大ゴミが出たときは
放置しないことです。
置きっぱなしにすると、そのまま部屋の一部になります。次のゲストが「前の人の荷物がある」と感じれば、評価に響きます。
対応は次のどれかになります。
- 自治体の粗大ゴミ回収を申し込む(費用は安いが、日数がかかる)
- 不用品回収業者に依頼する(早いが、費用が高い)
- 清掃会社に相談する(対応の可否は会社による)
どれを選ぶにせよ、費用は発生します。 誰が負担するのかを、清掃会社との契約時に決めておいてください。
最後に
ゴミは、物件の印象を左右します。
きれいに片付いた部屋でも、玄関先にゴミが積まれていれば台無しです。近隣から見れば、その物件の管理状態はゴミ置き場に表れます。
ゴミの扱いを軽く見ている物件は、遅かれ早かれ近隣ともめます。 清掃の契約を結ぶとき、ゴミをどこまでやってもらえるかは必ず確認してください。
マスタークリーニングでは、清掃とあわせてゴミの分別・処分まで対応しています。収集日に縛られず、清掃のたびに持ち出す形も可能です。
ゴミでお困りの物件があれば、状況をお聞かせください。お見積もりは無料です。
