民泊のリネン、自社で持つか外注するか
民泊を始めるとき、意外と決めきれないのがリネンです。
シーツ、枕カバー、タオル、バスマット。これを自分で用意して洗うのか、業者に任せるのか。清掃会社を選ぶときにも必ず出てくる話なので、整理しておきます。
2つのやり方
オーナーリネン(自分で持つ)
自分でリネンを買い、物件に置いておく方式です。洗濯は自分でやるか、清掃会社に洗ってもらうか、コインランドリーに出します。
リネンサプライ(業者から借りる)
業者が洗濯済みのリネンを持ってきて、使用済みを回収していく方式です。洗濯も保管も業者側で完結します。
枚数の問題
まず、これだけは知っておいてください。
リネンは、ベッド1台につき最低3セット必要です。
- 1セット目:今ベッドにかかっている
- 2セット目:洗濯中・乾燥中
- 3セット目:予備(汚損や連泊に備える)
ベッドが4台ある物件なら12セット。これを買い揃えるだけで、それなりの金額になります。
さらに、洗い替えが足りないと当日詰みます。 前のゲストが出て、次のゲストが入るまで数時間。その間に洗って乾かすのは、家庭用の洗濯機では無理です。
民泊のリネンは、ホテルより汚れます
ここが見落とされがちな点です。
ホテルは1泊単位で毎日清掃が入り、同じ人が連泊しても途中でリネンが替わります。一方、民泊は数泊ぶんの汚れが一度に溜まります。
- 部屋で飲食する
- 化粧を落とさず寝る
- 濡れた髪のまま枕に頭をつける
- 靴下のまま布団に入る
こういう使い方が、ホテルより起きやすい。結果として、洗濯の負荷が高くなります。
普通に洗っても落ちない汚れが出るため、強い洗いをかける必要が出てきます。 ただし強く洗えば生地は傷みます。リネンの寿命は、思っているより短いです。
自分で持つ場合に起きること
保管場所が要ります。 物件が複数になると、リネンの在庫管理そのものが仕事になります。どの物件に何枚あるか分からなくなり、足りない物件と余っている物件が同時に発生します。
汚損の判断が要ります。 シミが残ったシーツを、使い続けるか捨てるか。誰が判断するのか。基準がないと、汚れたまま次のゲストに出ることになります。
買い足しが要ります。 リネンは消耗品です。年に何回か補充が必要で、そのたびに発注と受け取りが発生します。
物件が1〜2件なら回ります。5件を超えたあたりから、管理が追いつかなくなります。
外注する場合に起きること
費用がかかります。 1回あたりのリネン代が清掃費に乗ります。
ただし、その代わりに消えるものがあります。
- リネンの購入費
- 洗濯の手間と時間
- 保管場所
- 在庫の管理
- 汚損したときの判断と買い替え
リネン代だけを見て「高い」と判断すると、外れます。 比べるべきは、自分でやったときに発生する時間とお金の合計です。
どちらを選ぶか
| 自分で持つ | 外注する | |
|---|---|---|
| 物件が1〜2件 | 回せる | 選択肢のひとつ |
| 物件が5件以上 | 管理が破綻しやすい | こちらを推奨 |
| 複数エリアに分散 | ほぼ無理 | こちらを推奨 |
| こだわりの素材を使いたい | 自分で持つしかない | 業者の在庫による |
判断の基準は、物件数と分散具合です。
1件だけなら、自分で持つほうが安く上がります。ただし物件が増えて、エリアも分かれてくると、リネンの移動と管理が現実的でなくなります。
清掃会社に頼むときの確認点
リネンを清掃会社に任せる場合、次を確認してください。
- リネンの手配まで含まれるか(清掃だけで、リネンは自分で用意、というケースもあります)
- 汚損したときの扱い(誰の負担になるのか)
- 不足したときの補充(当日足りないと分かったとき、どうなるか)
- タオル・バスマットも含むか(シーツだけ、という契約もあります)
ここを決めずに始めると、「シーツが足りない」という連絡が当日入ります。
マスタークリーニングでは、清掃とあわせてリネンの手配まで承っています。シーツ・タオル・バスマットの交換と洗濯を含めた形でご案内できます。
物件数やエリアをお知らせいただければ、どちらの方式が合うかも含めてご相談に乗ります。お見積もりは無料です。
