民泊清掃スタッフの一日
清掃を外注するとき、相手の仕事の中身を知っている人は多くありません。
「掃除をしてもらう」としか見えていないと、料金が高いのか安いのか、無理な依頼をしているのかどうかも判断できません。
現場の1日を、時間の流れで説明します。
朝:準備
リネンと道具を積む
その日に回る物件の数だけ、リネンを積みます。ベッド数が多い物件があれば、そのぶん増えます。
清掃道具、洗剤、ゴミ袋、備品の補充分。車1台にまとめて積み込みます。
ここで積み忘れると、現場で足りなくなります。取りに戻れば、その日の予定が崩れます。
その日の予定を確認する
- 何件回るか
- 各物件の鍵の開け方
- 連泊明けかどうか
- 特別な指示があるか
物件ごとに条件が違うので、事前の確認が作業の半分です。
午前〜午後:現場を回る
1件目に入る
チェックアウトの時刻を過ぎてから入ります。ゲストがまだ中にいることもあるので、必ず確認します。
入ってまず、部屋全体の状態を見ます。
- 荒れ具合はどうか
- 破損はないか
- 忘れ物はないか
- ゴミの量はどれくらいか
ここで想定を超えていれば、その時点で連絡します。後から「時間がかかったので追加です」と言われるより、先に知らせるほうが親切です。
作業の順番
現場では、手順が決まっています。
- ゴミをまとめる(作業スペースを確保する)
- リネンを剥がす(洗濯物を出す)
- 水回り(浴室・トイレ・洗面・キッチン)
- ベッドメイク
- 床
- 備品の補充
- 最終確認
水回りを先にやる理由は、洗剤を効かせる時間が要るからです。先に薬剤をかけておき、他の作業をしてから戻ると、汚れが落ちやすくなります。
順番を守るかどうかで、仕上がりと時間が変わります。
見落とされやすい場所
- ベッドの下
- 排水口の中
- 冷蔵庫の中
- 電子レンジの中
- 鏡の水垢
- 浴室の壁の髪の毛
- リモコンとスイッチ
どれも、手順書に書いていなければ抜けます。 「気づいた人だけがやる」状態では、担当者によって差が出ます。
写真を撮る
作業が終わったら、決められた箇所を撮影します。
これはオーナーへの報告のためであり、同時に自分たちを守るためでもあります。 後から「汚れていた」と言われたとき、その時点の状態を示せます。
次の現場へ移動する
車で移動します。都内であれば、駐車場所の確保が地味に大変です。
コインパーキングが埋まっていると、離れた場所に停めて荷物を運ぶことになります。この時間も作業時間に含まれています。
これを1日に3〜5件
1件あたりの作業時間は、広さと状態によりますが1時間前後。移動と準備を入れて、1件あたり1時間半程度。
基本は1日4件。多い日で5件、少ない日で3件。 これが現実的な範囲です。それ以上詰め込むと、どこかで雑になります。
夕方:終了処理
使用済みリネンを戻す
回収したリネンを、洗濯に出すために集積場所へ持ち帰ります。
報告をまとめる
その日の作業について報告します。
- 完了報告
- 気づいたこと(破損、備品の不足、異常)
- 追加対応が必要な物件
この報告が、オーナーにとっての目です。 現地に行かなくても状態が分かるのは、ここに情報が上がっているからです。
繁忙日は違う
土日祝、連休、年末年始。案件が一気に増えます。
チェックアウトが重なるので、同じ時間帯に複数の物件を空けなければなりません。1人で回れる数には限界があるので、人数で対応します。
繁忙日に動けるかどうかが、清掃会社の力です。 平日だけ安く受ける会社は、一番必要な日に対応できません。
この仕事を外注するということ
ここまで読んでいただければ分かるとおり、民泊清掃は「掃除」だけの仕事ではありません。
- 時間の管理
- 物件ごとの条件の把握
- 想定外への判断
- 記録と報告
- 繁忙日の人員確保
これを毎日、安定して回す仕組みが要ります。
料金を比べるときは、この仕組みの分も見てください。極端に安い会社は、このどこかを削っています。たいていは、研修と報告が削られます。
マスタークリーニングでは、新人研修の動画を自社で作り込み、手順を統一しています。誰が担当しても同じ仕上がりになることを目指しています。
清掃のご依頼は、お気軽にご相談ください。お見積もりは無料です。
