チェックイン直前に清掃が終わらない。そのとき何が起きているか
チェックインまであと1時間。清掃がまだ終わっていない。
民泊の運営で、最も冷や汗をかく場面です。ゲストはもう移動を始めていて、到着時刻は動かせません。
なぜ起きるのか、起きたらどうするのかを整理します。
そもそも時間が足りていない
民泊清掃には、構造的な難しさがあります。
チェックアウトとチェックインの間しか、作業時間がありません。
一般的にはチェックアウトが10時か11時、チェックインが15時か16時。つまり4〜5時間です。
ここに複数の物件が重なります。1人のスタッフが1日に3〜5件を回るなら、1件あたりに使える時間は移動込みで1時間強。1件でも予定が崩れると、後ろが全部ずれます。
間に合わなくなる原因
1. 前の現場が長引いた
想定より荒れていた。ゴミが大量に出た。忘れ物の対応が発生した。
清掃は、開けてみるまで状態が分かりません。予定どおりに終わらない日は必ずあります。
2. アーリーチェックアウトが遅れた
ゲストが時間どおりに出ていない。連絡が取れない。
この場合、清掃スタッフは待つしかありません。待っている間も、次の現場の時間は迫ります。
3. 入室できなかった
鍵の番号が変わっていた。スマートロックの電池が切れていた。鍵が中にある。
現地まで行って入れないと、その日の予定が全部崩れます。
4. 人が足りていない
欠員が出て、他の人が2件分を持った。
これは会社の体制の問題です。1人しかいない会社では、その1人が動けなくなった時点で終わりです。
5. 連泊明けだった
前回の清掃から日が空いていて、汚れが想定を超えていた。
長期滞在のあとは、通常の倍の時間がかかることがあります。
起きたときの対処
ゲストに連絡する
まず連絡してください。 これが最優先です。
黙って待たせるのが最悪です。到着して入れず、説明もないと、その時点で評価は決まります。
伝えるべきことは3つ。
- 清掃が遅れていること
- 何時に入れるようになるか
- その間どうしてほしいか(荷物を置ける場所、近くのカフェなど)
見込み時間は、少し余裕を持って伝えてください。 「あと30分」と言って1時間かかると、さらに悪化します。
優先順位をつける
全部を完璧に仕上げる時間がないとき、何を優先するか。
現場では、こういう順番になります。
- 寝具(シーツ、枕カバー、タオル)
- 水回り(浴室、トイレ、洗面)
- 床
- その他
寝る場所と水回りが整っていれば、最低限は成立します。棚のホコリは翌日でも直せます。
この判断ができるかどうかが、現場の力量です。 手順書どおりに頭から順にやる人は、こういうときに止まります。
清掃会社に連絡ルートを確認しておく
遅れが分かった時点で、すぐオーナーに連絡が来る体制になっているか。
事後報告しかない会社だと、ゲストへの連絡も遅れます。 「終わってから報告」ではなく、「間に合わなそうな時点で連絡」が必要です。
起こさないために
余裕のある体制の会社を選ぶ
1件でも崩れると全部ずれる、という状態は人手が足りていない証拠です。
複数拠点があり、人数がいる会社なら、穴を埋められます。 「今日は2人で回る予定だったが、1人増やして対応した」という判断ができるかどうかです。
清掃会社を選ぶとき、規模を聞く理由はここにあります。安さより、止まらないことのほうが価値があります。
チェックイン時刻を見直す
チェックインを15時から16時にするだけで、余裕が1時間生まれます。
売上への影響は限定的です。むしろ、間に合わないリスクを1時間ぶん減らせるほうが大きいことが多いです。
連泊明けを事前に知らせる
長期滞在のあとは時間がかかります。事前に清掃会社へ伝えておけば、枠を長めに取れます。
予約状況を共有できる関係になっていると、こういう調整ができます。
鍵まわりを整える
入室できないトラブルは、事前の確認で防げます。
- 暗証番号を変えたら必ず連絡する
- スマートロックの電池を定期交換する
- 予備の鍵を用意しておく
荒れやすい予約を見極める
大人数、若年層のグループ、連休中の予約は荒れやすい傾向があります。
そういう予約のあとは、清掃時間を長めに見ておく。 これだけでも違います。
まとめ
チェックインに間に合わない事態は、完全には防げません。 現場は生き物です。
ただ、起きる回数は減らせます。そして起きたときの被害も、対応次第で小さくできます。
鍵は2つです。
- 余裕のある体制の清掃会社を選ぶこと
- 遅れそうな時点で連絡が来る関係を作ること
マスタークリーニングでは、都内4拠点・スタッフ160名で対応しています。1件が長引いても、他の拠点から人を回せる体制です。
「今日、人が来ない」を起こさないことを、一番大事にしています。お見積もりは無料です。
