安い清掃会社を選ぶと、最後はリスティングが止まる
清掃の見積もりを3社から取って、一番安いところに決める。よくある選び方です。
ただ、その選び方で半年後に困っている方を、これまで何人も見てきました。何が起きるのかを、順を追って説明します。
安さは、どこから来ているのか
清掃料金の中身は、ほとんどが人件費です。材料費で大きく差はつきません。
つまり、料金が安い会社は、次のどれかをやっています。
- 作業時間を短くしている
- 単価の安い人を使っている
- 研修や管理にお金をかけていない
- リネンの品質を落としている
どれも、仕上がりに直結します。
「企業努力で安くしています」という説明を受けることがありますが、清掃は仕入れを工夫して安くできる商売ではありません。削れるのは人にかける時間とお金だけです。
何が起きるか
1段階目:仕上がりにムラが出る
最初に出るのは、担当者による差です。
研修に時間をかけていない会社では、手順が人によって違います。ベテランが入った日はきれいで、新人の日は抜けがある。同じ料金を払っているのに、日によって仕上がりが違う状態になります。
オーナー側は、これになかなか気づけません。毎回現地を見に行くわけではないからです。
2段階目:レビューに出る
気づくきっかけは、たいていゲストのレビューです。
「髪の毛が落ちていた」 「水回りに汚れが残っていた」 「タオルにシミがあった」
こういう指摘が、ぽつぽつ入り始めます。
ここで厄介なのは、清掃の不備は星の数に直結することです。立地や内装が良くても、清潔さで低い評価がつけば全体の点数が下がります。そして清潔さは、ゲストが最も敏感に反応する項目のひとつです。
3段階目:予約が減る
評価が下がると、表示順位が下がります。表示順位が下がると、予約が減ります。
予約が減れば、当然売上も落ちます。清掃費で月に数千円浮かせていたとしても、1泊分の予約が消えればそれで足が出ます。
4段階目:掲載が止まる
清潔さに関する低評価が続くと、プラットフォーム側から警告が来ます。改善されなければ、掲載の一時停止や検索順位の大幅な引き下げにつながります。
ここまで来ると、清掃会社を変えても、すぐには元に戻りません。下がった評価は、良いレビューを積み重ねてしか戻せないからです。数か月かかります。
「安かろう悪かろう」が、そのまま起きる
清掃は、目に見える差が出にくい仕事です。掃除機をかけて、水回りを拭いて、ベッドを整える。やること自体は同じに見えます。
差が出るのは、見えないところです。
- ベッドの下まで見ているか
- 排水口の中まで洗っているか
- 冷蔵庫を開けて確認しているか
- 前のゲストの忘れ物に気づけるか
こういう作業は、手順書と研修がなければ抜けます。そして抜けても、その日は誰も困りません。困るのは、次に泊まるゲストです。
では、どう選ぶか
料金を見るなとは言いません。事業なので、コストは当然見るべきです。
ただ、料金は最後に比べてください。 先に確認すべきなのはこちらです。
- 急な欠員が出たとき、どう埋めるのか
- 研修の仕組みがあるか
- 作業後の報告があるか
- 繁忙日(土日祝・連休)も同じ体制で動くか
この4つに明確に答えられる会社であれば、多少高くても結果的に安くつきます。答えられない会社が極端に安い場合、その安さには理由があります。
相見積もりを取るときのコツ
3社から見積もりを取るとき、同じ条件を伝えてください。
- 物件の広さとベッド数
- 月あたりの想定清掃回数
- リネンの手配を含むかどうか
- 備品補充・ゴミ処分を含むかどうか
- 写真報告の有無
ここが揃っていないと、金額だけ比べても意味がありません。リネン代が別の会社と込みの会社では、同じ数字でも中身がまったく違います。
安く見える見積もりは、何かが含まれていないことが多いです。あとから追加請求になって、結局高くなることもあります。
マスタークリーニングでは、都内4拠点・スタッフ160名で客室2,500室を担当しています。上の4つについては、お問い合わせいただければすべてお答えします。
お見積もりは無料です。相見積もりの1社としてご検討ください。
